ドイツのトマス主義哲学者ヨゼフ・ピーパー (1904-97) の主著『余暇と祝祭』より、文化の基礎には《余暇(レジャー)》があり、その余暇の源泉として《祝祭》があるとした。その意義に注目したアートキャンプでは、労働が絶対視される現代の「余暇とはなにか」、そして大震災、新型コロナウイルス、ロシアのウクライナ侵攻など、未知や困難に人類が直面する中で、共同体の維持装置としての祭を通した「感謝」「祈り」「慰霊」「儀式」に まつわる芸術とともに百島から世界を見つめます。