上映作品:現代アートの映像祭
都築響一
ROADSIDE JAPAN(2010年)
加藤立
I am a museum(2019年)
伊藤高志
SPACY(1980-81年)
ヨアンナ・ライコフスカ
Avant-garde for insects(2016-2022年)
ひらのりょう
パラダイス(2014年)
SWOON
Cicada(2019年)
繊細な切り紙作品で知られるSWOON(スウーン)は、ブルックリンを拠点とし、男性中心のストリートアート界で最初に幅広く認められた女性作家。彼女の作品は美を崇高なものとして扱いながらも、対象の暗部を探っていくような真摯さを持ち、おとぎ話や神話の断片、神聖な女性のモチーフなどが織り込まれている。今回は自身が制作した切り紙を使用し、人間と自然や、生命の誕生と死、人が抱えるトラウマやそこからの解放をテーマに、詩的で美しい映像(フィルムアニメーション)作品を展示。
ブルース・コナー
Crossroads(1967年)
諫山元貴
遮光器土偶(2012)
コレクティフ_ファクト
百島、またはある島の可能性(2012年)
Annelore Schneider(アナロイ・シュナイダー/1979年スイス、ヌーシャテル生まれ)とClaude Piguet(クロード・ピゲ/1977年スイス、ヌーシャテル生まれ)の二人組のユニット。ジュネーブとロンドンに在住。CGや写真・映像技術を巧みに扱う彼らは、都市風景からネオンや看板などのビジュアル要素のみを抜き出し、それらで構成された風景の中を徘徊していく映像作品でデビューし、資本主義構造が生み出した現代社会への懐疑を静かに、鮮やかに表現する。2011年に映像作品《Ways of Worldmaking》でSwiss Art Award 2011を受賞。その映像は、社会の理想を謳うある男の演説シーンを撮ったものだが、実は男の台詞は複数のハリウッド映画の予告編から抜き出してつなぎ合わされたもの。主な展覧会に「WORLDMAKING」(Centred’art contemporain/ジュネーブ/スイス/2011)、「Ways of Worldmaking」(Galerie Mitterrand + Sanz,/チューリヒ/スイス/2011)、「CREEKSIDE OPEN 2011」(ロンドン/イギリス)などがある。